こんにちは!
この記事では、IPAの高度情報資格試験
「データベーススペシャリスト試験(DB)」
に、一発合格した体験記をご紹介していきます。
特別な方法で勉強したわけではありませんが、自分なりに
- できる限り費用を抑えて(安く)
- できる限り効率的なやり方で
を考えながらやりました。
実際にお金をかけた部分は参考書(徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書)の3000円ほどと、過去問道場メンバーシップ一ヶ月分490円、受験料くらいです。

参考書は綺麗に使い、合格後メルカリで高く売れたので、実質半額くらいです。
具体的な勉強方法のみでなく、試験の解き進め方や、実際に試験を受けてみての所感・反省点も記します。
参考になることがあったら幸いです!
筆者の受験時の状況
筆者の受験時の状況です。若手開発者です。
- 基本情報・応用情報・情報セキュリティマネジメント・情報処理安全確保支援士の資格試験には合格済み
- ですのでDBの午前Ⅰ試験は受験免除対象で、もちろん免除申請を行いました
- フルスタックエンジニアを目指しており、DBMSを触ったり簡単なSQLを実行することは多いが
DB設計はまともにやったことがない。 - 勉強時間はちゃんと取れる環境
勉強の流れ
それでは実際の試験勉強の流れをご紹介します。
IPAの試験を受けるときは、共通してこの流れです。
1. 教科書的な参考書を買う
「データベーススペシャリスト 参考書 おすすめ」
などと検索し、合格した人が「これよかったよ」と言っている参考書を探しました。
参考書の選択肢自体そこまで多くないので、比較もしやすいかと。
また、情報処理安全確保支援士試験の時の反省点として、
「過去問解説が厚い参考書!」というマスト条件を持って探しました。
実際に購入したのが
「徹底攻略 」。
Amazonリンク→ (全文PDF・単語帳アプリ付)徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 令和6年度 – 株式会社わくわくスタディワールド 瀬戸美月 (著)
ネットで購入しました。

新品で3000円くらいでした。
(個人的にオレンジ色が好きだったので、オレンジベースのページがありがたかったです(笑))。
過去問とその回答、解説は、購入特典としてPDFでダウンロードできました。
2. 参考書を1周読む
購入した
午前・午後両方の対策となります。
問題演習や試験の時に困りそうで心配なタイプなので、
先にザクっと知識を入れました
理論というか、こういう解き方をしていきます、みたいな部分が多く、また知っていることも多くあり、読み進めやすかったです。

業務でDBを使っていることが大きいかもしれません。
あまり経験がない方であれば、実際になんかテーブルを作ってみたり、DBMSなど触ってみたりしながらがいいかもしれません。
3. 過去問道場で問題を解きまくる
これは「2. 参考書を1周読む」と並行してですが、
みなさんお馴染みの
データベーススペシャリストドットコムの過去問道場
こちらをひたすらやっていきます。
午前Ⅱの対策です。
なんとデータベーススペシャリストドットコムの過去問道場は
解説がメンバーシップ会員限定になっています。

これまでのIPAの試験対策では全部無料だったのに。。。
必要な支出だと思い、1ヶ月(490円)課金しました。
- 過去問出題年度は全て
- 解いた問題は(重複含め)180問くらい
こんな感じでひたすらやっていました。
4. 過去問演習(午後問題)を行う
「2. 参考書を1周読む」が終わると、参考書(データベーススペシャリスト教科書)の後半に載っているものや購入特典の過去問とその解答・解説で勉強します。
IPAの公式サイトにも過去問は掲載されていますが、
やはり解説があるのとないのとでは全く違います。
やり方ですが、普通に問題を解いてみて、大問1つ終わったら、
解答で答え合わせし、解説を読む、というシンプルなものです。
忘れている部分があれば参考書内の説明部分を見直し、復習します。
また、当日は複数大問の中から選択して回答する形式でしたが、過去問演習の際は
全ての大問を解くようにしていました。
「お絵描き」問題をどう演習するか
データベーススペシャリストの試験は少し特徴的で、通称「お絵描き」と呼ばれるらしい
「未完成のER図に線など引いて完成させなさい」的な問題が
必ずと言っていいほど出題されます。
教科書の購入特典としての過去問はPDFなのですが、
そのままPCなどでお絵描き問題の演習をするのは難しいです。
私の場合はiPadで問題演習をしました。
ダウンロードしたPDFをiPadの「GoodNotes」というアプリに落とし、書き込みできるようにしました。
iPadなどがない方は、できるだけ紙に印刷するなど
「書き込みできる」状態での演習をお勧めします。
3,4,5と並行して:知識の整理を行う
やってきた内容を頭に入れておくために復習は大事だと思います。
一度間違えた内容・覚えておきたい内容をすぐに復習できるよう、
ちょっとしたチートシートみたいなメモをスマホに残していきました。
例えばですが、こんな感じです。↓
排他的な関係でないサブタイプ→切り口別にする
サブタイプがある場合、スーパタイプ内に、サブタイプがどっちなのかを示す区分やフラグみたいなのが必要な場合が多い
寝る前や移動時間、試験直前に繰り返し見て、頭に叩き込みました。
勉強・受験を経ての所感・反省点
実際には一発合格することができましたが、試験を受けてみて思ったこと、
「これはやってよかった」という点、「こうすればもっと上手く進められただろう」という反省がいろいろありますのでご紹介します。
所感
- 出題されることは対策がしやすく、覚えることもそこまで多くない
- 私は本番では「お絵描き」問題を選択しましたが、お絵描き問題はかなり対策がしやすいものだと思います
- 情報処理安全確保支援士試験にも合格していますが、データベーススペシャリストの方が
覚えることも少なく対策もしやすく、かなり簡単に感じました
- 致命傷にはならなかったが、午前Ⅱが本番以外と難しかった
- 参考書1冊と過去問道場だけでも意外と行けた
- 「過去問解説が厚い参考書」という前提があります
- 当日は練習以上に時間をかけがち
よかった点・改善できる点
- 過去問解説が充実している参考書・問題集を選ぶ
- 過去問演習(午後問題)に時間をかける
- DB試験においては「午後問題の演習が午前の対策にもなる」かと言えば微妙です
- 午前Ⅱの対策もある程度はやった方がいいです
- 回答する大問選びも、過去問演習にて練習する
- 午後問題の演習は同じ問題を繰り返し同じように解かない
- 覚えておきたい内容はメモなどに残し、復習しやすいようにするといいと思います
- 過去問はPDFを紙印刷したりiPadに落として、書き込みができる状態で演習する
まとめ
以上、データベーススペシャリスト試験の試験勉強についてまとめました。
何かの参考になれば幸いです!